julius on 10.6 Snow Leopard
奈良先端技術大学のキャンプに参加した際、イヤホンを使用することにより簡易雨検出を実現可能であるということを教わりました。
ということで、どのようにしてこれを実現するのかということを調べていくうちにjuliusという音声認識を行ってくれるフリーソフトを発見しました。このソフトを使用することによって、なんとPCが音声認識を行ってくれます。
julius導入環境は、10.6 Snow Leopardです。インターネットには、10.6 Snow Leopardに導入する手順があまり記事として投稿されていませんでしたので、けっこう導入に苦労しました....
以下に簡単ではありますが、手順を説明します。
- PortAudioについて これは、音声処理に便利な関数が集められているライブラリだそうです。
- julius導入について さあ、ついにjuliusをインストールします。ちなみに僕は、juliusをインストールするのにかなりはまりました。前述の通り、10.6にインストールする手順がjulius公式サイトにも記述されておらず、インターネット上にも資料が少なすぎたためです..... この時点でjuliusの最新版であったjulius-4.1.5.tar.gzをダウンロードしこれまたデスクトップ上に解凍しました。
このライブラリを導入しなければ、juliusが音声を拾ってくれないという事態がおこるそうです。
まずは、pa_stable_v19_20071207.tar.gz をダウンロードし、好きな場所に解凍してください。僕は、デスクトップに解凍しました。 次に、ターミナルを開き、先ほど解凍したディレクトリに移動します。
ターミナル上で、
$ env CFLAGS='-arch i386' ./configure
と打ち込みましょう。envコマンドは、指定した名前(ここではCFLAGS)の値を右辺の値に変更するというコマンドです。 その後、ターミナルに
$ make
$ sudo make install
を打ち込むことよって、PortAudioのインストールは完了です。
再度ターミナルを開き、解凍したディレクトリに移動し、以下のコマンドを順番にターミナル上に打ち込みます。
$ env CFLAGS='-arch i386' ./configure --enable-words-int --with-mictype=portaudio --disable-zlib
$ make
$ sudo make install
これにてjuliusを導入することができたはずです。 ターミナル上で
$ which julius
と打ち込むと
/usr/local/bin/julius
というようなパスが帰ってくるはずです。パスがかえってこれば、juliusのインストールは無事に完了しました。
juliusを使用し、twitterへ音声投稿するというプログラムについて次回は、記述します〜〜
ちなみに使用した言語はrubyです。